鳥居みゆき、“女優仕事”も好調 需要の裏には“狂気”を放送コードに収める技量
お笑いタレントの鳥居みゆきが、先ごろ放送されたドラマ『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日系)に出演。クレオパトラ風の派手なメイクとアクセサリーを付け、妖しさ全開のカリスマ占い師・望月ルナを演じると、SNSでは「役にぴったりとはまっていた」「存在感ばっちり」など、その演技力を称賛する声が相次いだ。以前からバラエティやネタ番組にはコンスタントに出演を重ねてきた鳥居だが、近年はドラマや映画への露出も増加。パジャマ姿で踊り叫ぶネタで知名度を上げ、それから10余年。キワモノ扱いされながらもジャンル問わず需要が高まる要因とは?
■「お笑い」に重きを置いているワケではなく「演技をすること」が本懐
昨年の鳥居の出演実績だが、ドラマは3本、映画にいたっては6本に出演。R15指定映画『全員死刑』の強盗殺人犯の標的になる資産家一家の母役から、TBSの日曜劇場ドラマ『陸王』の真面目なメガネの高校教師役まで、演じる役柄は幅広い。もちろん、バラエティ番組にも定期的に出演し続けており、『有吉反省会』(日本テレビ系)ではブレイク直後に結婚した夫との生活を赤裸々に語り存在感を示すほか、秋田県生まれということで、仙台出身のサンドウィッチマンとともにユニットコントをする『東北魂TV』(BSフジ)のレギュラーも務めている。
マルチな活動を続ける鳥居だが、実は芸人としての活動は、「趣味である単独ライブのために費やせるお金稼ぎ(笑)」(PICT‐UP/2015年2月18日)と考えており、実際は「演技をすること」にやりがいを感じているようだ。舞台にコンスタントに出演するのもそうした理由からであり、同インタビューでは「自分が書いてないから、書いた人の気持ちが想像ができない。それが少しずつわかっていけるのがすごく面白い」と語っている。昨年は『半沢直樹』(TBS系)の演出家から指名され、1940年代に実際にあった「アナタハン事件」がモチーフとなった『女王と呼ばれた女』に主演するなど、着実に舞台のキャリアを積み重ねている。
■「放送コードをいかに“延長コード”にするか」ギリギリ感を演出する自己演出力
もともとは支離滅裂な言葉を叫びながら踊る「ヒットエンドラーン!」のネタのように、 “狂気”をはらんだ芸でテレビに露出しはじめた鳥居。はじめて見た視聴者は「何かヤバいことをしでかすんじゃないか……」と、さぞかし放送を見ながらハラハラしたことだろうが、これまでSNSが炎上してしまうような「度を過ぎた行動」をとったことがない。
その線引きについて、鳥居は昨年2月28日のORICON NEWSのインタビューでこう語っている。「放送コードがあったとしたら、いかにそれを延長コードにするかっていう作業が面白い」と、視聴者からクレームが来ない“ギリギリのライン”をわかった上で番組出演しており、自身を「客観視」できていることがわかる。
その基になっているのは、そもそも鳥居が裏方でもある「脚本家」を志望していたことが大きいだろう。お笑いのことを知ろうと、コメディー芝居をはじめたのがきっかけで芸人の道を歩みだし、その後「不思議なことにお笑いをやったら、役者の仕事が来るようになって、原点に戻りつつあります」(日刊ゲンダイDIGITAL/2017年9月20日)と語る。テレビの中で見せる“狂気”は、脚本家仕込みの「プロデュース力」を兼ね備えた鳥居にとって、想定内の演出なのだ。
ちなみに鳥居みゆきと同類の芸人として思い出されるのは、やはり“エガちゃん”こと江頭2:50ではないだろうか。そのハイテンションさゆえ、ときどき“ハミ出す”ことがあるにせよ、基本的には鳥居と同じく、計算された“狂気芸”であり、うまく自分をコントロールする技量がある。『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)や『ぷっすま』(テレビ朝日系)など、視聴者が多い時間帯のバラエティに出演できるのは、その技量の裏付けであり、制作側にとっても番組にスパイスを与える最適な存在といえる。
最近では女優業以外にも、絵本作家、MV監督を務めるなど、気づかない内に次々と才能を開花させている鳥居。バラエティでの無鉄砲な印象、ドラマや映画での役でのクセの強い役の印象……部分部分の彼女だけを見てイメージ付けをするのは尚早であり、視聴者目線で自己を演出している彼女にとって“思うツボ”なのだろう。
※下記リンクより、一部抜粋
https://www.oricon.co.jp/special/51277/
そこそこ綺麗でもあるけど、街ですれ違っても多分まったく分からなそう。
唯一無二の存在感
嫁にするのは大変だけど、一度付き合ってみたい人間的な魅力がある
少しアスペルガーっぽい気もしますが、
天才って案外多いし東大生も多いらしいです。
得意分野で活躍して素晴らしい
ライブならば放送コードないから狂気が解放される。
しかも普通にしてたら顔も美人
モデルでもやって行けそうなんだけどな。
芝居の型にハマった狂気の方が
才能を発揮する人。
ヒットエンドラーンの頃は引いたけど、今は惹かれます。
みゆきさんはそのままの自然体が皆さんから
好感をもたれるんじゃないでしょうか。
ネタ作りが真面目だったよね。
彼もアスペルガーだったと思われる。
この人の頭の良さがわからない人は自分がそのレベルに達していない事を知るべき。
どこまでがリアルな狂気の部分なの、と思わせる計算された演出も素晴らしいと思います。
変態性は確実に備わっていると思いますが(笑)
いや別にいいんだけど、計算して演じてるようには見えないから。
その言葉遊びが今の仕事に結びついている。
本当に頭おかしいと思っていた人いるの?
元祖に迷惑をかけることはしないだろう。ある意味で客観視できている。
そして、狂気やキワモを演じるのも
賢くないと出来ない
彼女は綺麗で賢く、個性的
これからも活躍期待してます!
清水ミチコくらいだな、芸人とは言えないかもしれないが、芸がしっかりしてる
あまり喫煙が過ぎませんよう、ご健康を大切になされてくださいませね。
他人とかぶらない
ポジション探しが大変だと思う。
プライベートを殺してまで、
それを徹底してするのは本当にえらい。